香りの散歩道


手紙に添える「ゆめの文香」

墨絵・朝野泰昌
あけましておめでとうございます。
『朝野家・香りの散歩道』は、おかげさまで32年目の初春を迎えました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日は、干支の辰年にちなんで、龍(りゅう)の名を持つ香りを紹介しましょう。
龍という字に頭脳の脳と書いて、「龍脳(りゅうのう)」と呼ばれている香料です。

インドネシアなどにある、龍脳樹(りゅうのうじゅ)という木からしみ出した樹脂が、白い結晶になったもの。
書道に使う墨をすったときの清々しい香りは、この龍脳によるものだそうです。
お香の原料にもなっているので、みなさんもきっとどこかで嗅いだことがある香りでしょう。

この番組を提供している山陰・湯村温泉の朝野家にも、優雅なお香の香りが漂っています。
湯村温泉を舞台にした昭和のドラマ『夢千代日記』で、吉永小百合さんが演じたヒロインをイメージしてつくった、凛とした中に優しさと気品がある香りです。

このお香を、手紙に添える文香に仕立てた「ゆめの文香」は、旅の思い出やお土産としても喜ばれています。
手紙の封を開けた瞬間、言葉よりも先に、優しい香りがふわりと届くのも、素敵だと思いませんか。

新しい年も、優雅な香りに包まれて、心豊かな時間を過ごしたいものですね。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



香りの散歩道TOPへ
 /  TOPへ  / 歳時記へ